はじめに:僕は、大きな壁にぶつかっている
先週の記事で、「科目合格」という新しい目標を立て、僕は新たな一歩を踏み出しました。 しかし、正直に告白します。僕は今、大きな壁にぶつかっています。
「毎日、これだけ勉強する」という理想と、「結局、これしかできなかった」という現実。 その大きなギャップに、心が折れそうになる瞬間が、今週も何度もありました。
なぜ、計画通りに進まないのか? なぜ、やる気は消えてしまうのか? その原因を探るため、僕は一度立ち止まり、自分の「勉強スタイル」そのものを、徹底的に分析してみることにしました。
僕の「理想」と「現実」
まず、僕が立てている理想の計画と、実際の勉強時間です。
- 理想: 平日4時間(朝1h、通勤2h、夜1h)
- 現実: 約1.5時間(朝30分、通勤1時間前後)
夜の時間はほぼ確保できず、朝も家事や仕事の準備に追われて集中できない。通勤中の細切れの時間だけが、頼みの綱です。
しかし、その通勤時間すらも、安泰ではありません。 「電車に乗った直後に、5分だけ」と思ってスマホでウェブやYouTubeを見始めると、気づけば降りる駅まで見続けてしまうことも、一度や二度ではないのです。
さらに、日中の少しできた隙間時間も、「ちょっと休憩」のつもりが、同じようにスマホに時間を吸い取られ、結局何も進んでいないことにモヤモヤしながら、また作業に戻る…。
これが僕の偽らざる現実です。
なぜ、ギャップが生まれるのか?(自己分析で見えた3つのこと)
この現実と向き合い、自分に問いかけていくと、3つの特徴が見えてきました。
1. 集中力の「ゴールデンタイム」と、やる気を奪う「悪魔」
自己分析をしてみて、まず気づいたのは、僕の集中力には明確な「波」があることです。 集中力のピーク、いわば「ゴールデンタイム」は、「朝起きてすぐ」と「通勤電車の中」。
この時間は、新しい知識をインプットするのに最適でした。
逆に、僕のやる気を一瞬で奪う「悪魔」の正体も分かりました。それは、「問題を解いて間違えた時」です。特に、解説を読んでも理解できない時、僕の士気は急降下し、「もういいや」となってしまうのです。
2. 僕の学習タイプ:「手を動かして」初めて血肉となる
次に分かったのは、僕が典型的な「体感型」の学習者だということです。
ただ教科書を読んだり、講義を聞いたりするだけでは、知識は右から左へ抜けていってしまいます。 iPadとApple Pencilを使い、自分の手で図や表を書き、考えを整理し、「なるほど、腑に落ちた」と感じた瞬間に、初めてその知識が、僕の血肉となるのです。
3. そして、最大の問題点。「武器」のミスマッチ
そして、これが今回最大の発見でした。僕の「学習タイプ」と、メインで使っている「武器(教材)」との間に、致命的なミスマッチがあったのです。
僕のメイン教材である「スタディング」は、動画視聴と、ウェブアプリでの問題演習が中心です。これは、スマホ一つで手軽に学べる、非常に優れたサービスです。
しかし、「手を動かして」学びたい僕にとって、大きな壁がありました。動画の内容をiPadの「GoodNotes」に書き写すのですが、そのノートが整理できず、後から見返せない。 さらに、問題演習では、間違えた問題があっても、アプリ上でクリックするだけなので、「なぜ間違えたのか」というプロセスが、僕の頭に残りづらいのです。
僕が本当に定着させるためには、間違えた問題の解説を、自分の手でノートに書き写し、整理する必要がありました。 結果として、「スタディングで学ぶ」→「GoodNotesに書き出す」→「でもノートはぐちゃぐちゃ」という非効率なサイクルが生まれ、「インプット」と「復習」が完全に分断されてしまっていたのです。
自己分析から生まれた、僕の新しい「作戦」
この自己分析を経て、僕は3つの新しい作戦を立てることにしました。
作戦1:計画の「マイクロ化」
「1日3時間」といった大きな計画ではなく、「この15分で、この1問だけ解く」「この電車の一駅間で、このページの暗記カードをやる」という、超具体的なミニ目標を立てることにします。
これにより、「休憩時間の終わりにモヤモヤする」という悪循環を断ち切り、小さな達成感を積み重ねて、やる気を維持します。
作戦2:学習ツールの「最適化」
これが最重要課題です。「書いて、すぐに見返せる」環境を再構築します。
具体的には、まず「GoodNotesのノート整理術」を確立します。科目ごとにフォルダを分け、テンプレートを使って、後から検索しやすいノート作りを徹底します。 将来的には、iPadの通信環境を整え、直接教材に書き込める方法も探っていきます。
作戦3:「やる気スイッチ」としてのガジェット投資
最後に、これは僕らしい「処方箋」です。
モチベーションが落ちてきたら、自分への投資として、勉強が少し楽しくなるようなガジェットやツールを、一つ導入する「儀式」を取り入れます。 それは、新しいApple Pencilのペン先かもしれませんし、便利なiPadスタンドかもしれません。この「小さな楽しみ」が、僕のやる気スイッチになります。
まとめ:まずは自分を知ることから
今回の自己分析は、僕にとって大きな一歩でした。
ただ闇雲に努力するのではなく、自分の特性や弱点を理解し、それに合った戦略を立てる。 「手を動かして、その内容が腑に落ちた時に、初めてその知識が、僕の血肉となる」 この自分の学習タイプを受け入れること。
遠回りに見えて、きっとこれが、僕が前に進むための最短ルートなのだと信じています。
来週は、この新しい作戦を元に、一週間を過ごしてみたいと思います。 その結果どうだったか、またこの場所で、正直にご報告しますね。
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