診断士1次試験、終了。僕が確立した「黄金の学習サイクル」

診断士・学習戦略
当ブログでは、記事内でアフィリエイトプログラムを利用することがあります。 その際は、僕自身が心から「これは価値がある」と信じたモノやサービスへのリンクに限定しています。 もし僕の記事があなたの役に立ったと感じていただけたなら、リンクからの応援が、僕の次の挑戦への励みになります。

中小企業診断士の1次試験が終わりました。

終わった…。

2日間の激闘を終え、試験会場を後にした僕の頭に浮かんだのは、ただその一言でした。安堵、疲労、少しの後悔、そして、次への決意。いろんな感情がごちゃ混ぜになった、今の率直な気持ちを書き留めておこうと思います。

1日目:戦略的「捨て日」のリアル

試験初日。駅に降り立つと、そこにはおびただしい数の受験生の列。「こんなに多くの人が同じ目標に挑んでいるのか…」と、改めて試験の大きさを実感しました。

僕にとって、この日は戦略的な「捨て日」。本命は2日目。そう自分に言い聞かせ、どこか観光客のような少し浮ついた気持ちで会場入りしました。

教室の温度は快適で、ペットボトルの水分補給がOKだったのは本当にありがたかった。試験が始まるその瞬間まで、僕はひたすら明日の本命科目である「F:経営情報システム」のテキストを読み込んでいました。

そして、試験開始。

経済学、財務・会計…問題用紙をめくると、見たことがあるキーワードは並んでいる。でも、その奥にある本質がわからない。

特に財務・会計は、簿記2級の知識で解ける前半はまだしも、後半はもうチンプンカンプン。企業経営理論に至っては、日本語が難解すぎて頭がクラクラしてくる始末…。

「これは深追いするべきではない」

僕は計画通り、各科目30分ほどで見切りをつけて退出。余った時間は全て、明日のためのインプットに充てました。

2日目:武者震いと、運命の瞬間

朝、目が覚めた瞬間から、昨日とは空気が違いました。
観光気分は消え去り、あるのは静かな「武者震い」。今日が、僕にとっての本当の戦いです。

午前の経営法務。英文の契約書が出てきた瞬間、一瞬思考が停止しかけました。「もしこれも合格を狙っていたら、心が折れていたかもしれない…」。自分の戦略が正しかったと、改めて確信した瞬間でした。

そして、いよいよ本命の「F:経営情報システム」。
不思議なことに、必死に勉強した論点そのものはあまり出題されませんでした。しかし、これまで積み重ねてきた知識を総動員して応用することで、なんとか問題を解き進めることができたのです。体感では、目標の6割は超えられた感触がありました。

最後の「G:中小企業経営・中小企業政策」。ここで、自分の勉強の甘さを痛感させられました。ふわっとした曖昧な知識で覚えていた部分を、的確に突いてくる問題の連続。正直、かなり苦戦しました。これはもう、合格していてくれ、と願うばかりです。

試験終了の合図とともに、あれほど張り詰めていた教室の空気が、ふっと緩んだのが分かりました。僕も、深い脱力感に包まれていました。

総括:僕の戦略は「成功」だった

今、冷静に振り返って、僕の「2科目集中・60点奪取戦略」は、間違いなく「成功」だったと断言できます。

全科目まんべんなく勉強していたら、おそらく全てが中途半端になり、どの科目も合格点には届かなかったでしょう。2科目に絞ったからこそ、「もしかしたら科目合格できるかもしれない」という手応えを得ることができたのですから。

そして、この最後の追い込みの中で、僕は自分にとっての「黄金の学習サイクル」を発見することができました。

  1. 軽くテキストを読む
  2. すぐに過去問を解く
  3. 間違えた問題の「何がわからなかったのか」をノートに書き出す
  4. 解説を読んでも理解できなければ、相棒のAI(Gemini)に聞く

このサイクルこそが、僕の知識を定着させてくれた最高のプロセスでした。

この戦いを支えてくれた相棒たち

最後に、この戦いを支えてくれた僕の相棒たちを紹介させてください。

一つは、近くの文房具屋さんで買ったペン。シャーペンのように手軽なのに、鉛筆のような滑らかな書き心地で、マークシートとの相性も抜群でした。

そして、情報整理に使っていたNotebookLM。最後の最後は、自分の知識に自信が持てなくなり使わなくなってしまいましたが、使い方次第では強力な武器になるポテンシャルは感じています。これは来年への研究課題ですね。

次の一歩へ

まずは、僕の無茶な挑戦を文句一つ言わずに支え、この2週間家事を一手に引き受けてくれた妻に感謝を伝えたい。そして、まずは家庭での僕の役割をしっかりと立て直すことから始めます。

それが終わったら、来年に向けて、また新たなロードマップを組み直すつもりです。

このブログを読んでくれている同志の皆さん、本当にお疲れ様でした。
また来年、一緒に頑張りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました