はじめに:僕の挑戦の「原点」となった、ある決断について
こんにちは、奮闘パパです。
このブログのトップページでは、2026年の合格に向けた僕の全戦略を公開しています。ですが、あの戦略が生まれるまでには、その前日譚となる、大きな挫折と決断がありました。
今回は、僕の挑戦の「原点」とも言える、今年の6月に下した一つの決断について、改めて振り返ってみたいと思います。
理想の裏にあった、張り詰めた日常
ほんの2ヶ月前の、6月のこと。当時の僕は、一つの大きな目標に向かって、燃えていました。 「試験まで残り2ヶ月。週25時間勉強して、今年、中小企業診断士に絶対に合格するんだ」と。
ですが、人生は、いつだって計画通りには進んでくれません。特に、僕のような、2児の父で、病と闘う妻を支える者にとっては。
その計画が崩壊する、決定的な出来事が起こります。 ある日、私は妻と大きな喧喧嘩をしてしまったのです。
原因は、僕にありました。仕事、家事、育児、そして勉強。すべてを完璧にやろうと気を張り詰めていた僕の心の余裕が、完全になくなっていたのです。
勉強が「凶器」に変わった瞬間の、本当の感情
何より僕を打ちのめしたのは、僕のその余裕のなさが、一番大切なはずの家族を深く傷つけ、不安にさせてしまっているという、紛れもない事実でした。 自分のために、と始めた勉強が、家族を追い詰める凶器になっては本末転倒です。
その時、僕は悟りました。今、僕が向き合うべきなのは、参考書ではなく、家族の、そして僕自身の心なのだと。
未来のための「前向きな諦め」という決断
だから、僕は決めたのです。 その年の、中小企業_企業診断士の試験に「合格」レベルで挑むことを、一旦「諦める」と。
それは、僕が2年間追いかけてきた夢を、投げ出すための「諦め」ではありませんでした。
僕の人生の土台である「家族」が、嵐の中で立っている。その土台を補強し、守り抜くこと以上に、優先すべきことはない。そして、来年か、再来年か、いつになるかは分からないけれど、家族みんなが心から笑えるようになった時、万全の状態で再び挑戦するために。 それは、未来への希望をつなぐための、前向きな「諦め」でした。
まとめ:ここからが、本当のスタート
この決断を、弱いと笑う人もいるかもしれません。
でも、当時の僕にとっては、一番大切なものを守るために、一度立ち止まり、計画を修正することこそが、一番誠実で、一番強い決断だと信じていました。
しかし、この決断はゴールではありません。むしろ、ここからが本当の地獄の始まりでした。
目標を絞ったからといって、すぐに勉強がうまくいくわけではない。計画倒れ、自己嫌悪、そして試行錯誤の末に、僕がどうやって自分だけの「学習OS」を見つけ出し、2科目合格という「戦略的勝利」を手にしたのか。
その泥臭い逆襲の物語は、また次回の記事でお話ししたいと思います。
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