【序章】理想の船出…のはずが、いきなり座礁しかけた話
ついに、2026年度合格に向けた僕の新しい羅針盤『奮闘パパ式 学習OS Ver.3.0』が、そのベールを脱ぎました。
(※僕の学習OSの全体像については、こちらの記事で全貌を解説しています)
全ての教材をPDF化し、知識の司令塔である「NotebookLM」と、思考の訓練場となる「Goodnotes」にデータを格納する。AIという最強の副操縦士と共に、知識の大海原へ――。
そんな理想の船出を夢見ていた僕を待ち受けていたのは、予想だにしない「3つの壁」でした。
【試練】立ちはだかる「技術の壁」と「知識の壁」
壁①:NotebookLMの「200MBの壁」
まず最初の壁は、NotebookLMのファイルアップロード制限。なんと、1ソースあたり200MBまでという制約があることを、データを入れ込む段階で初めて知りました。分厚い参考書は、当然のようにこの容量を超えてきます。

「マジか…いきなり計画が頓挫する…」
一瞬、血の気が引きましたが、ここで役立ったのがMacに標準搭載されている「プレビュー」アプリ。このアプリの機能で、巨大なPDFを200MB以下に分割し、なんとか最初の壁を乗り越えることができました。
(※NotebookLMの基本的な使い方や特性については、こちらの記事で詳しく解説しています)
壁②:「マスタープロンプト」が長すぎる壁
次の壁は、僕の学習OSの心臓部である「マスタープロンプト」が、NotebookLMの文字数制限に引っかかってしまうという致命的な問題でした。
まさに頭脳となるべきAIに、作戦の全貌を伝えられない。これではOSは動きません。

これも一人では解決できず、僕の戦略パートナーであるAI(Gemini)と緊急会議を開きました。「この長大なプロンプトの意図を保ったまま、どうすれば制限文字数内に収められるか?」と。
対話を重ね、Geminiの力を借りて贅肉を削ぎ落とし、核となる指示だけを凝縮する。この共同作業を経て、無事に制限文字数内に収めたプロンプトを完成させ、学習OSの心臓部を動かすことに成功したのです。
壁③:財務・会計「工事契約」という知識の壁
技術的な問題を乗り越え、ようやく学習の本丸へ。現在、僕は『過去問完全マスター』を使って、「財務・会計」の基礎固めを進めています。
しかし、ここで3つ目の壁にぶつかります。それは「工事契約における収益認識基準」。
簿記2級の知識が助けとなり、他の論点は「ああ、これやったな」と思い出しながら進められるのですが、この論点だけは、どうも自分の中でしっくりこない。何度読んでも、知識が頭の中を素通りしていく感覚…。
(※僕がなぜここまで財務・会計に苦手意識を持っているのか、その原点である24点というスコアについては、こちらの記事で赤裸々に告白しています) [内部リンク]
新システムは動き出したものの、肝心の僕の頭がまだ追いついていない。511ページあるテキストのまだ37ページ。
進捗率は、わずか7%。これが、僕の偽らるざる現在地です。
【葛藤と発見】光と影、そして「書く」ことの意味
もちろん、新しい学習法は壁ばかりではありません。
Goodnotesに直接書き込みながら学習できるスタイルは「思考が途切れない」という大きなメリットがあります。通信環境を気にせず、iPad一つで集中できるのも最高です。
しかし、その裏返しで「スマホで、ふとした瞬間に学習できない」というデメリットも生まれました。今まではスタディングのアプリで、数分のスキマ時間もインプットに充てられていた。この時間をどう埋めるか、新たな課題です。
(※僕がiPad miniでの失敗を経て、現在の学習スタイルにたどり着いた経緯はこちら)
頭の中がごちゃごちゃになりかけた時、僕はふと、こうしてキーボードを叩いている自分に気づきました。
そうだ。 こうやってブログを書くことで、自分の課題が整理され、次の一歩が見えてくるんじゃないか。
「書くことは、考えること」
このブログが、僕にとっての学習の一部であり、最強の思考整理ツールなんだと、改めて気づかされた瞬間でした。
【次なる一歩】僕が来週、必ずやること
進捗率7%。まだまだ序盤です。 だからこそ、ここで焦らず、着実にOSをアップデートさせていく。 今の僕に必要なのは、大きな目標よりも、具体的な「次の一歩」です。
- 「まとめシート」の細分化: 文章の羅列ではなく、図や箇条書きを使い、一目で論点がわかるように作り直す。
- 新学習法の定着: まずは今週、意識的にこの方法を使い倒し、体に馴染ませる。
- 「企業会計の基礎」の突破: つまずいている「工事契約」も含め、今週中にこの単元を必ず終わらせる。
この試行錯誤の全てが、僕だけの『奮闘パパ式 学習OS』の血肉となっていく。 そのリアルな記録を、これからもあなたと共有していきたいと思っています。
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