【診断士受験生へ】NotebookLMを知らないと損!僕の学習効率が5倍になった「学習OS」構築術

時間捻出術

はじめに:その「探す時間」、あまりにも勿体なくないですか?

「あれ、あの論点、どのテキストに書いてあったっけ?」 「Webで調べたあの解説ページ、どこに保存したかな…」

中小企業診断士という広大な知識の海で、あなたも「情報遭難」していませんか?

僕もそうでした。インプットした知識はバラバラの島のように点在し、それらを繋ぐ航路図がない。「探す」という行為に毎日30分、いや1時間近く溶かしていたかもしれません。

その時間があれば、過去問がもう1問解けたのに。 その時間があれば、子供の寝顔じゃなく、笑顔を見られたのに。

この記事は、そんな僕が「情報整理の沼」から脱出し、学習に集中できる環境を手に入れた、GoogleのAIツール「NotebookLM」との格闘の記録です。

これは単なるツール紹介ではありません。限られた時間で戦うあなたが、無駄な時間を徹底的に排除し、「思考」という最も価値ある行為に全リソースを集中させるための、具体的な戦略です。

※この記事は僕自身の「活用事例」に特化しています。NotebookLMの基本的な使い方や機能を網羅した完全ガイドは、こちらの記事で詳しく解説しています。


僕が「最高の相棒」GoodNotesの限界を感じた、たった一つの理由

まず断言しますが、GoodNotesは素晴らしいアプリです。特に、手書きの自由度とノートとしての完成度は他の追随を許しません。僕もブログのアイデア出しなど、今でも様々な場面で愛用しています。

しかし、中小企業診断士の学習、特に「大量のテキスト情報を横断し、AIと連携させたい」という特定の目的において、僕は限界を感じるようになりました。

手書きの自由度が、AI連携の足枷になった

僕のGoodNotesは、手書きのメモ、Webからのテキストのコピペ、PDF教材が混在する、まさに「秘伝のタレ」のようなノートでした。しかし、この自由度の高さが、AIにとっては非常に扱いにくいデータになっていたのです。

検索でキーワードは見つかっても、AIがその文脈を正確に理解し、要約したり、他の情報と関連付けてくれたりはしない。情報はそこにあるのに、知恵として引き出せない。 まるで、貴重な文献が並んでいるのに、目録も司書もいない図書館のようでした。

決してGoodNotesが悪いわけではない。僕がやろうとしていること(=AIとの高度な連携)が、アプリの想定する使い方を超えてしまっていたのです。

僕のgoodnotesの1ページ。この自由度がgood notesの魅力です。

勘違いから生まれた逆転の発想!僕がNotebookLMに目覚めた瞬間

そんな時、同僚から「AIのLMっていうのがあって便利らしいよ」と聞き、NotebookLMを試してみました。最初は「Geminiみたいに何でも答えてくれるわけじゃないのか…」と、正直がっかりしました。

しかし、ある時ふと閃いたんです。 「待てよ?これは”僕の脳”の代わりじゃない。“僕が読んだ本棚”そのものに、超優秀な司書を雇うようなものじゃないか?」と。

僕が持っているスタディングの教材PDF、過去問、信頼できるWeb記事。これら僕が選んだ情報だけをNotebookLMに読み込ませる。そして、その範囲内でAIに質問を投げかける。

こうして、僕だけの「パーソナル学習OS」構想が爆誕した瞬間でした。

全ての革命は、この画面から始まりました

【実践レビュー】僕の学習を変えたNotebookLM、3つの”革命”

「学習OS」を導入してから、僕の勉強は量も質も劇的に変わりました。これは単なる「便利機能」ではなく、僕にとっては「革命」でした。

革命①:”難解な資料”が”得点源”に変わる瞬間。AIは最高の「家庭教師」

これがNotebookLMの真骨頂です。診断士受験生なら誰もが頭を悩ませる「経営情報システム」「中小企業白書」。僕はこの2つの大きな壁を、NotebookLMと共に乗り越えました。

Case 1:自作の解説文を、テキストと融合させて「深化」させる

「経営情報システム」のシステム開発論。独学だと、どうしてもイメージが湧きにくい分野ですよね。僕はまずGeminiに基本的な解説をさせて、それを自分なりにノートにまとめていました。しかし、それだけだと「本当にこの理解で合っているのか?」という不安が残ります。

そこで僕は、タディングの公式テキストPDFと、Geminiが生成した解説文を貼り付けたテキストファイルの2つを、NotebookLMにソースとして読み込ませました。

そして、こう質問したんです。 「この2つの資料を基に、システム開発における『ウォーターフォールモデル』のメリット・デメリットを、具体例を交えて初心者に分かりやすく説明して」

返ってきた答えに、僕は「なるほど!」と声を上げました。 AIは、公式テキストの正確な定義と、僕が作った解説文の行間を読み取り、両者を完璧に融合させた、僕のためだけのオリジナル参考書を生成してくれたのです。

Case 2:「読むだけで眠くなる白書」から、要点だけを抜き出す

そして、「中小企業白書」。何百ページもある、あの難解なレポートを前に、絶望的な気持ちになるのは僕だけではないはずです。

僕は、最新の中小企業白書のPDFを丸ごとNotebookLMに読み込ませました。そして、祈るような気持ちで、こう質問しました。 「今年の白書で、特に『小規模事業者のDX化支援』について述べられている重要なポイントを3つに絞って、箇条書きで教えて」

わずか30秒後、僕の目の前には、あの膨大なページの中から的確に抽出された要点が、出典ページ番号付きで表示されていました。

人間がやったら半日、いや一日かかるかもしれない作業が終わった瞬間、僕は確信しました。これがあれば、もう白書は怖くない。むしろ、他の受験生と差をつける「得点源」に変わる、と。

この「難解な資料を知恵に変える」体験こそ、NotebookLMがもたらす最大の価値です。

革命②:AIが”嘘をつかない”絶対的な安心感

先の例でも分かる通り、NotebookLMは自分が読み込ませた情報(ソース)だけを元に回答します。
一般的なAIにありがちな「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」のリスクが極めて低いのです。

診断士試験では、たった一つの知識の間違いが命取りになりかねません。
その点、全ての回答に出典元が明記されるNotebookLMは、「この情報は本当に正しいのか?」と疑う時間コストをゼロにしてくれます。これは、精神衛生上、非常に大きなメリットです。

革命③:”気力ゼロ”でも学べる「ながら学習」の最終兵器

仕事と育児で疲れ果てた夜、もうテキストを開く気力すらない…。そんな日、ありませんか? 僕は、そんな時にNotebookLMの音声読み上げ機能に頼っています。

ベッドに横になりながら、スマホで苦手な論点を再生させる。それはもう「勉強」というより「ラジオ」に近い感覚です。でも、不思議と内容は頭に入ってくる。 気力がゼロでも、インプットをゼロにしない。 この機能が、僕の学習継続を何度も支えてくれました。

…もちろん、完璧じゃない。正直なデメリットと僕なりの付き合い方

素晴らしいツールですが、もちろん弱点もあります。

  • 直感的とは言えない操作性: 僕も最初は「ソースの追加ってどこからやるんだ?」と少し戸惑いました。ただ、覚えるべき操作は多くないので、最初の1時間を「ツールに慣れる時間」と割り切れば、すぐに使いこなせるようになります。
  • スマホでの機能制限: 外出先のカフェで、PCで作り込んだノートブックの続きをスマホで…と思っても、機能が制限されていて少しがっかりすることも。現状は「じっくり使うのはPC、簡単な確認や音声再生はスマホ」という棲み分けで付き合っています。今後のアップデートに心から期待です!
  • ソースの上限問題: 大量の情報を扱うと上限に達します。これは科目ごとにノートブックを分ける「ハブ&スポーク・モデル」で解決する予定です!

結論:NotebookLMは「情報と格闘する挑戦者」の最強の武器になる

NotebookLMは、単なる情報管理ツールではありません。それは、あなたの学習戦略そのものを変革する「思考のパートナー」です。

  • こんな人にオススメ:
    • 僕のように、大量の情報整理に悩む全ての資格受験生
    • 信頼できる情報源から、効率的に知識を引き出したい社会人
  • こんな人には向かないかも:
    • 「何をAIに学ばせるか」という情報ソースを自分で選べない人

まとめ:AIを「優秀な部下」にして、あなたの挑戦を加速させよう

かつて情報探しで浪費していた時間は、今では過去問を1問でも多く解く時間、家族と過ごす時間になりました。

AIは魔法の杖ではありません。しかし、正しく使えば、我々のような限られた時間で戦う人間にとって、これほど頼りになる「部下」はいません。

ぜひ、あなたも自分だけの「学習OS」を構築し、その効果を体感してみてください。

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