【告白】僕が「すごいね!」と褒めるのをやめた理由。自己肯定感が低い親だからこそできた、子育ての哲学

メンタル&家族

こんにちは、奮闘パパです。

「私、自分に自信がないまま大人になっちゃったんだよね」

長男が生まれる前、妻がふと漏らしたこの一言。それは、僕自身の胸にも突き刺さる、重い告白でした。何を隠そう、僕もまた「自分なんて…」という“生きづらさ”を抱えて生きてきた一人だったからです。

僕たち夫婦の根底にあった、この「自己肯定感の低さ」。親の自己肯定感が子供へ与える影響は、僕たちにとって最大の不安でした。「このままでは、僕たちの自己肯定感の低さが、子供にまで受け継がれてしまうのではないか?」と。

この記事は、そんな僕たち夫婦が絶望の淵から見つけ出した、子供の自己肯定感という「心の土台」を築き上げるための、具体的で、血の通った奮闘の記録です。この揺るぎない軸が家庭の安定となり、僕が中小企業診断士という険しい山に挑むための、全ての土台になっています。

すべての始まりは、僕たちが抱えていた「生きづらさ」という共通の課題

僕たち夫婦は、心の底から願いました。

「我が子には、自分を大好きでいてほしい。自分は絶対に愛されていると信じられる、強い心を持ってほしい」と。

そこから、僕たちの「子育て」という名のプロジェクトが始まりました。夫婦で夢中で調べ、話し合い、そして一つの結論にたどり着きます。その過程で大きな光となったのが、僕のバイブルでもあるアドラー心理学でした。

僕たち夫婦がアドラー心理学 子育ての考え方に触れたのは、まさにこの2冊がきっかけです。『嫌われる勇気』で課題の分離や承認欲求の否定といった僕たち自身の心の課題と向き合い、『子どもをのばすアドラーの言葉』で具体的な子供との向き合い方を学びました。

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「子供の自己肯定感を高めると、自分に自信がついて、優しく明るい前向きな子になれる」

これだ。

僕たちの子育て方針が、固まった瞬間でした。これは、僕が中小企業診断士の勉強で学んだ「現状分析(Check)から次の一手(Action)を考える」というPDCAサイクルそのものでした。

我が家の結論:言葉よりも雄弁な「ハグ」という最強のソリューション

「自己肯定感を育てる」と決めた僕たちが、まず実践したのが「たくさんスキンシップをすること」でした。

我が家では今でも、欧米の家庭のように「行ってきますのハグ」や「おはようのハグ」を欠かしません。

子供をギュッと抱きしめると、言葉で「大好きだよ」と100回言うよりも、深く、温かく、僕たちの想いが伝わっている実感があります。そして何より、子供たちの幸せそうな顔を見ると、僕たち親も心から満たされるんです。

この「ハグ」という揺るぎない土台があるからこそ、我が家の「褒め方」と「叱り方」も、一本の筋が通っています。

【我が家の実践ルール①】「褒める」ときは、結果ではなく「事実」を伝える

自己肯定感を育てるというと、「とにかく褒める」というイメージがあるかもしれません。しかし、僕はある時から「すごいね!」という言葉をやめました。

「すごい」のは子供自身なので、もし次にできなかった時、「自分はすごくないんだ…」と自信を失うリスクがあると感じたからです。

代わりに、具体的にできた「事実」を承認するようにしています。

「お、この難しい漢字、ちゃんと覚えられたんだね!」 「昨日より速く走れたじゃないか!あの練習の成果だね」

これは、子供の「行動や努力」に焦点を当てた言葉です。「このやり方で頑張れば、できるようになるんだ」と、子供は再現性のある手応えを感じることができます。

【我が家の実践ルール②】「叱る」ときは、子供の未来を一緒に考える

もちろん、僕たちも本気で叱ります。ただし、根っこにある想いは一つだけです。

それは、「あなたの未来を、誰よりも真剣に考えているよ」というメッセージを伝えること。

例えば「勉強をしない」という理由で、頭ごなしに叱ることはありません。そうではなく、「なぜ勉強が必要なのか」を、子供がイメージできる具体例を挙げて伝えるようにしています。

「ウクライナで戦争が起きているよね。どうして遠い国のことが僕たちの生活に関係あるんだろう?それを知るのが、社会や歴史の勉強なんだよ」

全ては、子供の未来を想ってのこと。その軸さえブレなければ、愛情は必ず伝わると信じています。

全てを支える土台:最高のチームでいるための「夫婦の対話」

この子育ての軸は、妻という最高のパートナーがいなければ成り立ちません。

僕たちが大切にしているのは、子供たちが寝静まった後の、夫婦の時間です。「今日のあの子の、あの行動、可愛かったね」「あの時は、こう伝えた方が良かったかな?」と、日々すり合わせを行っています。

幸い、僕たち夫婦は「子供の幸せが一番」という根本の価値観が完全に一致しています。しかし、妻がADHDの傾向を持っていることが分かってからは、お互いの特性を理解し、より深く対話する時間が増えました。これもまた、家族というチームを強くしてくれた大きな出来事です。


まとめ:僕たちが見つけた、たった1つのシンプルな答え

僕たち夫婦が子育ての戦いの中で見つけ出した、子供の自己肯定感を育むための3つの原則は、とてもシンプルです。

  1. まず、親が自分たちの弱さと向き合うこと。
  2. 言葉以上に雄弁な「ハグ」で、無条件の愛情という土台を築くこと。
  3. 「褒める」「叱る」の全てを、子供の未来という一点に集中させること。

この軸があるからこそ、家庭は安定し、僕もまた自分の挑戦に集中できます。僕が資格勉強という形で挑戦する背中を見せることもまた、この子育ての哲学の一部なのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 あなたの家庭では、子育てでどんなことを「軸」にしていますか?ぜひ、コメントで教えてください。

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