こんにちは、ログシバです。
先日の記事で僕の弱さを正直に告白してから、約2週間が経ちました。
結論から言うと、僕は今、再び中小企業診断士のテキストを開いています。
でも、どうか誤解しないでください。 体調が劇的に回復したわけでも、以前のような完璧な自分に戻れたわけでもありません。今も、難しいことを考えようとすると、思考に霞がかかったようになる瞬間はあります。
ではなぜ、あれほど心と体が悲鳴を上げていた僕が、もう一度、前に進もうと思えたのか。
それは、休んでいる間に感じたのが「スッキリした」という解放感ではなく、「勉強していないこの状況」に対する、落ち着かない気持ちだったからです。
それは決して「勉強しなくては」という義務感ではありませんでした。
いつの間にか僕にとって「学ぶこと」が、特別なことではなく、生活の一部になっていた。そんなシンプルな事実に、改めて気づかされたのです。
今回は、そんな僕がどうやって勉強と再び向き合い始めたのか、その現在地を正直に記録します。
第1章:役割という重荷を下ろすとき
自分の心身が思うように動かなくなる中で、僕の心を占めていたのは、家族に対する「申し訳ない」という強い気持ちでした。
これまで僕が「一家の大黒柱として、完璧な役割をこなさねば」と無意識に背負い込んでいた重荷。その重さに自分が耐えきれず、倒れてしまったことへの不甲斐なさ。
しかし、図らずも立ち止まることになったこの期間は、僕にとって重要な気づきを与えてくれました。
僕が一人で全てを背負う必要なんて、どこにもなかったのだと。 家族とは、誰か一人がヒーローになるのではなく、互いに支え合い、影響を与え合うチームなのだ、と。
この当たり前の事実に改めて気づけたことこそ、今回の経験が僕にくれた、最も大きな学びだったのかもしれません。
第2章:自作の武器(学習OS)との対話
心境の変化と共に、僕は自作の武器である「学習OS」との向き合い方も見直すことにしました。
一度立ち止まって、この自作システムを客観的に眺めてみると、その本質がよく見えてきます。
そもそも、この「学習OS」は、完成された絶対的な「型」ではありません。
それは、僕自身が日々の学習の中で見つけた、生々しい「気づき」の集合体です。
昨日の発見が、明日の新しい発見によって上書きされるかもしれない。そんな、常に変化し続ける不完全なシステムなのです。
だからこそ、財務会計や経済学のような計算科目と向き合った時、僕は一度、壁にぶつかりました。「このやり方では通用しないのかもしれない」と。
しかし、それは間違いでした。 学習OSは、これらの科目に「向いていない」のではなく、むしろ「より深いレベルでの対話」を僕に要求してきたのです。
例えば、多くの受験生が使う「スタディング」。動画で知識をインプットできる、非常に優れた教材です。しかし、僕は講義を眺めながら、常に一つの問いが頭から離れませんでした。
「この計算式は、一体何のために存在するんだ?」
その「何のため?」という目的が見えないまま知識を詰め込む作業は、僕にとって苦痛でした。まるで、使い方もわからない部品を、ただひたすら暗記させられているような感覚です。
一方で、僕の学習OSが取るアプローチは全く異なります。一つ一つの概念に対して「なぜ?」「これは実社会でどう役立つ?」という問いをAIに投げかけ、対話し、自分自身の言葉でその答えを再構築する。
この、自分が完全に「腹落ち」するまで問い続けるプロセスこそが、僕の性には一番合っていました。
歩みは、他の人の勉強法に比べてずっと遅いかもしれません。
見た目も地味で、泥臭い作業です。
それでも、この遠回りこそが、無機質な知識を自分だけの「血肉」に変える唯一の方法なのだと、僕は確信しています。
まとめ:不完全な僕だから、届けられる価値がある
僕は、もともと勉強の「型」を持っているような、優秀な人間ではありません。 だから、誰もが再現できる「エリートの合格体験記」のようなものは、この先も書けないでしょう。
しかし、今の僕だからこそ、届けられる価値があると信じています。
それは、「勉強の下地がない凡人が、AIという武器を手に、つまずき、考え、それでも不- 格好に前に進む、リアルな奮闘の記録」です。
完璧ではない自分を認めること。 不完全な武器を、対話を通じて磨き上げていくこと。
その泥臭いプロセスそのものを、このブログで共有していく。それが、僕がこの場所で果たすべき役割なのだと、今はっきりと感じています。
結論:もし、あなたが道に迷っているなら
もし、この記事を読んでいるあなたが、かつての僕のように「完璧でなければ」というプレッシャーに苦しんでいたり、「スタディング」での学習に難しさを感じていたり、「何のために勉強しているんだろう」と悩んでいるのなら。
まず、あなた自身を許すことから始めてみませんか。 僕がそうだったように、一度立ち止まって自分を追い詰めてしまった原因と向き合う時間も、決して無駄ではありません
▼参考記事
【告白】僕が中小企業診断士の勉強を一時中断した本当の理由
その上で、ほんの小さな一歩を踏み出すための具体的な方法を探しているなら、僕が使っている「ログシバ式 学習OS」が、何かヒントになるかもしれません。
この学習OSの中核である、僕がAIと対話するために使っているプロンプトは、今後、何らかの形で公開することを検討しています。
(noteでの公開や、ブログ内でのパスワード制記事などを考えています)
今はまだ、この記事に特に反応がなくても構いません。 かつての僕と同じように悩んでいる人が、きっとどこかにいると信じているからです。
このブログが、そんなあなたにとって、少しでも役に立てば嬉しく思います。

 
 

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